ストレスを洗い流す 「癒やす」シャンプー競争激化
シャンプーも「癒やし」がキーワードに。
リニューアルや新製品投入が相次ぎ、シェア争いが激化する女性向けシャンプー市場で、「髪の修復」や「ストレスケア」に狙いを定めた商品が台頭している。
カラーリングやパーマ、ストレス社会で疲れた日本女性の髪。
シャンプーの役割は単なる「洗髪」から、「内面を含めた髪の癒やし」が常識になっているようだ。
≪自宅でヘッドスパ≫
コーセーは、エステティックサロンやヘアサロンで人気の「ヘッドスパ」の発想を取り入れたヘアケアシリーズ「サロンスタイル モイストキープスパ」(550ミリリットルで700円前後)を15日に発売した。
ヘッドスパは、アロマ(香り)や地肌へのマッサージで血行を促進しながらリラックス効果を与えるエステ技術の一種。
新製品には新たに開発した髪の保水成分を加え、「傷んだ髪を修復するとともに心を癒やすアロマティックハーブを使い、癒やしやストレスといった内面のケアも施すようにした」(同社)という。
自宅でエステやヘアサロン気分を味わってもらおうと、同社のホームページでは製品を使ったマッサージ方法も紹介している。
≪悩み別ケア≫
花王が4月末に投入した「セグレタ」(500ミリリットルで1000円前後)は、30代後半から40代の女性がターゲット。
一般にヘアケア市場は若年層に偏りがちだが、発売1カ月で300万本突破と好調な滑り出しをみせている。
セグレタは加齢に伴う艶やコシの減少に対応するほか、シャンプーに合わせて使うシリーズに、マッサージしながら地肌にすり込む「スカルプエッセンス」を追加。
自宅でのケアを提唱し、「いつまでも美しくあり続けたいと願う大人の女性を応援する」(花王)と話す。
一方、ユニリーバも今月下旬にも主力商品の「ラックス」にカラーリングで傷んだ髪を補修する「カラーシャイン」(500ミリリットル1000円弱)を発売する。
髪を脱色して色を入れる「カラーリング」はもはや日本女性の常識だが、これを繰り返すとキューティクル(毛表皮)がはがれ、髪へのダメージが大きい。
現代女性の髪事情に合わせた商品展開だ。
昨年春の発売から半年で年間売り上げ目標の100億円を達成した資生堂のヒット商品「ツバキ」も9月下旬、傷んだ髪を補修する新シリーズ(500ミリリットルで900円台)を投入し、ヒットシリーズを補強する構えだ。
「日本の女性は、美しい」をキャッチフレーズにしたツバキは、人気女優やモデルを数多く起用した大型広告でも話題を呼んだ。
同社では、「ツバキに励まされたとの反響が多くの女性から寄せられ、髪だけではなく内面の癒やし効果もヒットの理由ではないか」としている。
【メモ】ヘアケア市場
シャンプーやリンス、トリートメント、スカルプ(地肌)ケアなど髪の手入れ用品の総称で、マーケティング会社の富士経済によると、2007年のヘアケア・ヘアメイク(6品目)の市場規模は前年比0・4%増の4863億円の見通し。
このうち、シャンプー市場は同1・1%増の1470億円と、05年の落ち込みから回復傾向にある。
理由として「資生堂ツバキの大規模な広告展開に続く他社の新商品投入やリニューアルによる市場の活性化」をあげている。
2007年6月18日 フジサンケイ ビジネスアイ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070618-00000000-fsi-bus_all
ストレス社会の現代の日本において「癒し」はなくてはならない存在となりました。
多くの人が癒されたいと思っています。
温泉や風呂で癒されるのにも増して、シャンプーでも癒されるのなら、かなりの需要があるんじゃないでしょうか。
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